朝鮮時代、最も有名な風俗画家キム・ホンドとシン・ユンボク!キム・ホンドは「書堂」や「相撲」などの生き生きとした風俗画はもちろん、巨大な儀軌(宮中儀式を記録した絵)、水墨画、そして自身の晩年を写実的に描いた自画像に至るまで、多様な絵を残した歴史上最も有名な朝鮮の画家である。また、洗練された筆致で男女間の愛情を描いた絵で有名なシン・ユンボクは、彼をよく知らない人々でさえ、彼の絵が印刷された絵葉書やカレンダーを見たことがない人はいないほど、現代に至るまで、いや現代になってさらにその価値が認められている。ここまでが二人の人物について知られている事実である。ところが、この二人の人物にはいくつか知られていない事実がある。第一に、二人は図画署の画家として共に活動した同時代人であり、第二に、二人が全く同じ主題で描いた絵が複数枚発見されており、第三に、二人の天才画家の中でキム・ホンドに関する資料は豊富に見つかっているのに対し、シン・ユンボクに関する資料はほとんど残っていないということである。キム・ホンドは英祖、正祖、純祖の三代の王の寵愛を受け、長らく権勢を振るったが、シン・ユンボクは「俗な絵を描いて図画署から追放された」という風聞だけを残して歴史の中から永遠に消え去ってしまった。二人が活躍した18世紀は、我が歴史上、いつの時代よりも安定した社会を基盤に文化が華やかに花開いた時期である。自身も優れた画家であった正祖の積極的な文芸復興と改革の風を基に、前近代から脱して近代へと移り変わる肯定的なエネルギーに満ちていたその時期に、「記録された者と記録されなかった者」、キム・ホンドとシン・ユンボクがいる。一体この二人の間に何があったのだろうか?シン・ユンボクに関する記録はなぜすべて消えてしまったのだろうか?しかし、幸いである。彼の記録は消えたが、絵だけは完全に残っている。今、彼の絵をじっくりと見つめてみよう。静かに…絵の中から声が聞こえ始める。このドラマはまさにその物語である。絵の中に密かに隠されていたキム・ホンドとシン・ユンボクの愛の物語。