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いる (1996)

満員の地下鉄の中で、ヒジョンは自分の下着がはみ出していることに気づき、身なりを整える。性的に萎縮しているヒジョンは、向かいに立っている、人を食ったような顔の男を警戒し、彼の手に目をやる。男は何もしていない。何気なく体を動かしたヒジョンは、隣に立っていたおとなしそうな学生が、これまで自分に触っていたことに気づく。ヒジョンはひどく不快に感じる。走っていた地下鉄が揺れる。そのせいでヒジョンの手が、前に立っていた女性のお尻に触れてしまう。ヒジョンは自分も一度、その女性のお尻を触ってみたいという衝動を感じる。慎重に女性のお尻に触れるヒジョン。女性はそれに気づいているのかいないのか、じっとしている。ヒジョン、さらに触ってみる。地下鉄が止まり、女性が降りようとする。ヒジョンは彼女の顔を確認したい。彼女の後をついていくが、人混みのせいで結局彼女の顔を見ることはできない。女性の後ろ姿を後にしたまま、地下鉄は去っていく。