霧深い暗い夜、一人の老婆と少女がいる。老婆は村に伝わる「魔王」の伝説について語る。遠い昔から村人たちを苦しめてきた魔王だったが、新しく魔王になった幼い魔王は、虫一匹殺せない優しくてお人好しな魔王だった。そんな魔王に不満を持った魔王の母親は魔王を教育しようとするが、うまくいかない。そんな生活に適応できない魔王は、いつも一人ぼっちで寂しかった。話を聞いていた少女は魔王に同情し、ついに魔王の友達になってあげようと決心する。少女は魔王に会うため、魔王の祭壇に登った。しかし少女を待っていたのは、老婆の話とは全く違う恐ろしい怪物だった。結局、少女は怪物に生贄として捧げられ、跡形もなく消え去ってしまう。その様子をすべて見ていた老婆と村人たちは、村の平和を取り戻したと言って急いで村へ帰っていく。