愛する妻を先に逝かせてしまったミンギュ。妻が最後まで大切に抱えていた赤いカバンも消えてしまった。妻を思い出せる日記、手帳、写真、そして笑顔さえも失ってしまった。妻の何も残っていない今のこの瞬間、虚しさだけが募る。まだどこかにいるような気がする彼女。まずは、全ての思い出が詰まったあの赤いカバンを探さなければならない。がん闘病中の母の最後の希望を探しに出るミミ。この世にたった一人しかいない母は、余命宣告を受け、骨髄移植を待っている。そんなある日、0.001%の確率で骨髄が一致する人を見つける。彼は、恋人を殺して指名手配されている殺人犯だった。しかし、最後の希望を捨てず、警察署への出勤や張り込みも厭わず、その人を探しに出る。生涯胸に秘めた祖父の初恋に会うジウク。いつも遅れるタクシーに不満を感じている。全てを忘れてしまった祖母でさえ覚えていない祖父にも不満だ。しかし、初恋の少女の名前だけは忘れられない祖父の信じられない話に、切ない気持ちでいっぱいになる。ある日、想像もできなかった場所で祖父の初恋に会い、二人の最後の出会いを必ず実現させてあげたい。