ベトナム戦争中に韓国軍によって犠牲になった民間人の現在の生活の中で、痛ましい歴史の現場と戦争の恐ろしい記憶を探っていく。忘れようとしても消えない傷跡を、感情に偏らず静かなトーンで淡々と描いている。論理的な強制よりも、生き残った人々の生活と証言を通して、監督は忘れられた歴史の一端を語っている。韓国政府はイラクへの派兵を強行することで、再びアメリカの汚い侵略戦争に加担した。歪んだ現代史と絡み合い、決して消すことのできない戦争の傷跡の記録である。