退屈と無気力の中で生きる現実に、詩の公募展の告知を見て焦りを感じる。何故か詩人になりたい彼は、これまで4編の詩を書いたが、公募に応じるには5編が必要だ。しかも締め切りはあと一日しかない。現実は5編目の詩を書くために奮闘する姿に焦点を当てる「思考の夏」は、緩やかでユーモラスな物語の中で芸術の本質を問いかけると同時に、20代後半の女性の成長物語を描く。