日々の倦怠と別れに耐えながら、似ているようで異なる人生を生きる三人――無能な保険設計士の30代男性ハンチョル、5年間付き合った恋人に振られた20代女性ヒョリ、そして孤児になったばかりの10代後半のバリスタ青年スヒョク――の平凡な日常を通して出会う心の慰め。 BETWEEN 保険設計士ハンチョル(ソン・セビョク)は、実績のない稼業と単調な日常から抜け出すために、しばしば自殺を試みるが、それさえも無能で毎回失敗してしまう。死ぬことさえ疲れてできないほどに至ったある日、昔からの知り合いの女性から一本の電話を受ける。「その日だ」 AMONG 5年間付き合った恋人と別れたばかりのヒョリ(ハン・イェリ)は、失恋の痛みが癒える前に交通事故で足を怪我する。故郷に帰り療養しながら、大丈夫なふりをしていた彼女。ほぼ回復して上京し、日常に戻るが、眠れない夜、自分が実は大丈夫ではない、ということに気づく。 DISTANCE 長い間病床にいた祖父が亡くなったスヒョク(イ・ジュスン)は、仕事を整理して旅行に出ることを決心する。予約した飛行機のチケットを手にした日、スヒョクは一人の男の後を追い、彼の家の前に立つ。ベルを鳴らし、ドアが開くのを待つ。その男は祖父を病床に伏せた張本人だ。