夫が病死した後、中年女性のヨウブンは、成人した義理の息子のもとを離れ、故郷へと向かう。彼女は新しい人生を歩みたいと願っている。貧しいながらも優しく活気に満ちた彼女からは、常に希望が垣間見える。若い女性のハンヒはピラティスのインストラクターだ。彼女もまた貧しいが、強く誠実で、日々の生活に忠実に生きている。映画は、二人が長い間互いに会っていなかった母娘であることを徐々に明かす。二人の関係が次第に縮まっていくにつれて、感情もまた層を重ねていく。そして一方では、去っていった母ヨウブンを訪ねてくる義理の息子の物語が進む。ヨウブンが古びた酒場で酒なしで歌う一節、娘ハンヒの嗚咽、そして義理の息子の迷う足取りの中に、人生は本当の人生となる。