彼は知っている。大切な人をどう愛すべきかを。隣人の少女ソヒのために、夜通し赤い郵便ポストに手紙を書いていたスンジェは、故郷の村の郵便配達員になった。ソヒが去った今も、彼女の祖母に、かつてソヒにそうしたように、来ない返事を代わりに送っている。彼女は知らない。自分を愛してくれる人がどれほど大切かを。火星へ一時旅行に出かけた父が手紙を送ってくれると信じていたソヒ。彼女はいつの間にか、冷たい都会で成功のために夜明けから夜遅くまで休まず働く女性になっていた。ある瞬間、富と成功を手に入れた一人の男性に出会い、新しい愛を始めるが、彼女には試練が依然として訪れる。彼らは悟った。自分たちが何を求めていたのかを。すべてを失い一人になったソヒは、唯一残った大切な愛、スンジェを探す。しかし、いつものように、スンジェは今回も彼女より先に去っていた。ソヒの最後の愛になるために、ソヒの大切なものがそのまま集まっている星、『火星』へ…