30歳を目前にしたソヌは、世の中に不満だらけの無名の詩人だ。彼は自分の鬱憤を酒で慰めるが、酔ってしばしば問題を起こす。そんな彼の姿を見て、ガールフレンドのユナは別れを告げるが、ソヌはそんな現実を受け入れられない。どうにかして彼女の気持ちを振り向かせようと努力するが、彼女はますます遠ざかっていく。親友の先輩「ソングギュ」が好きな年上の女性「スネ」は、アルバイトまでさせながら、しきりに彼にアプローチしてくる。そんなある日、酔った勢いでスネの家で一晩を過ごしてしまったソヌ。彼の人生は本格的にこじれ始める。別れたり、また会ったりを繰り返す主人公の姿は、承認欲求、衝動、三流詩人の気質をまともに見せている。彼の窮地はすでに予定された道であり(詩人ではないか!)、私たちはこの道を時にはコミカルに、時には指をさしながら見守る。窮地とは何か?それは予告された破局であると同時に、救われたいと願う人間の希望なのだ。この逆説的な状況は、近頃めったに見られないコメディ映画をまともに見せている。