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炎 (1975)

主人公のヒョン(ハ・ミョンジュン)は、人民軍の友人ヨノ(カン・ミンホ)に追われ洞窟に逃げ込む。洞窟でヒョンは自身の過去と父を回想する。3.1独立運動の際、先頭に立って万歳を叫び死んだ父は、祖父(キム・ジンギュ)にとっては無意味な死を遂げた不孝者であり、ヒョンと母(コ・ウナ)にとっては立派な人物だった。普段は従順な祖父は、孫のヒョンが瘤のある顔の面長(村長)の息子をからかったことでヒョンを厳しく叱る。自分が褒められると思っていたヒョンは、この時から放浪し、苦悩する知識人の姿を見せる。高校卒業後、母の農作業を手伝いながら逃避的な生活を送っていたヒョン。祖父は果樹園を売った金で日本留学を送る。日本でヒョンは、国を失った知識人としての放浪をし、結局中退して故郷に帰る。田舎での生活も束の間、強制徴用で日本軍に入隊することになったヒョン。家族は彼を漁村に避難させるが、家族の安否を心配した祖父の密告により、ヒョンは前線へ送られる。一緒に行ったヨノとヒョンは日本軍から脱走し、紆余曲折の末、二人は人民解放軍になる。しかし、ヒョンはヨノとイデオロギー対立を見せ、一人で故郷に帰る。朝鮮戦争が勃発し、人民軍将校となって戻ってきたヨノ。ヨノはヒョンに村の宣伝部長になることを強要し、これを拒否したヒョンは人民裁判にかけられる。兵士の銃を奪って逃げたヨノは洞窟に逃げ込む。ヨノは祖父にヒョンを説得するよう強要するが、祖父は自身の従順だった過去を悔い、ヒョンに逃げろと叫ぶ。結局、ヨノの銃に撃たれて死ぬ祖父。ヒョンは怒り、ヨノを殺す。