朝鮮王朝第10代国王である燕山君は、父である成宗の後を継いで即位する。即位から3ヶ月後、生母である廃妃に関する歴史記録に触れ、本能的な母性への欲求と葛藤する。即位4年、彼は「戊午の士禍」をきっかけに、君主としての自分と、義と孝の間で揺れ動く個人としての自分の立場が混在することに苦悩する。母性への欲求は燕山君の内面と外面を支配する意識となり、チャン・ノクスをはじめとする寵姫たちへの偏愛として現れる。これにより政務は後回しにされ、ついに即位10年後、「甲子の士禍」という大惨事を経験することになる。荒廃の極みに達した時、志ある臣下たちによって晋城大君が王に擁立され、燕山君は2ヶ月後、喬桐で波乱に満ちた生涯を終える。