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粉々に砕けたその名よ (1991)

修行僧のチムヘは、住職の使いで出かけた際に遠くでちらりと見た尼僧ミョホンの姿に心を揺さぶられる。ある日の明け方、ソウォン堂のウォルミョン台で初めて顔を合わせた二人は、互いへの募る思いを胸に秘める。修行でも抑えきれない感情に苦しむミョホンは指を切り落とし、チムヘもまた、老僧ポピョンの叱責に苦しみだけを募らせていく。ポピョンはチムヘと対面し、彼の真心を耳にした後、衰えゆく自身の心に何らかの揺らぎを見せる。山寺の衆徒たちに最後の説法をしたポピョンは、ミョホンを呼び出し、彼女の最後の願いとして、その裸体を見せるよう要求する。チムヘは愕然とするが、ポピョンは「無仏堂!」という一言を残して入寂する。ポピョンの荼毘の日に、ある僧侶はポピョンの破戒はチムヘに悟りを与えたのだと言う。そして俗世へ下りることを決心したチムヘは、一人山寺を後にし、遠くの俗世の姿をただひたすら見つめるのだった。