ファッションとトレンドの8車線高速道路、弘大(ホンデ)の前。そのスピードに埋もれて、思わず通り過ぎてしまう路地裏。リアルな「ホンデピープル」の前にカメラは止まる。「不安だ、不安だ」と叫ぶ20代のヒップホップミュージシャン、「お金にならない悩み」ばかりする地域活動家、「定食より高いコーヒー代」に愕然とする食堂のおばちゃん。生きるとは、いつも空っぽの高速道路のように前だけを見て疾走することはできないものだ。夢と挫折、勇気と希望が絡み合う交差点で、3人の主人公の人生も「進んだり止まったり」を繰り返す。違うようで似ている彼らが語る日常は、甘くて苦い、率直で淡白な味に似ている。