センスは絵を描くのが好きな普通の子供だった。事業の失敗で自殺した両親の顔を見た衝撃で知能が低下したセンスは、今、高校生たちのタバコの使い走りでもらった1000ウォン札でかろうじて生計を立てている。センスの唯一の保護者だった祖母も、センスのためという一心で、隣人の愛犬を煮てしまったために療養院に連れて行かれてしまった。センスがおばあさんを連れ戻すための唯一の方法…それは小学校の前でカラーひよこを売るカムッシに100万ウォンを払ってその場所を譲り受けることだ。センスはその希望一つで今日も、ナイフのように研いだ鉄の箸を持ち歩く恐ろしいチョルクォンに命じられたマルボロを買いに、力の限り走り、走る。チョルクォンのガールフレンドであり、センスにエッセを使い走らせるウンヨンは、センスにとって天使のような存在だ。その子を見ていると自然と笑みがこぼれるセンス…。ウンヨンは1000ウォンだけでなく、絵を描くようにと鉛筆を買うようにと小銭をさらにくれるありがたい人だ。センスが刑事の誤解で捕まり、ウンヨンにエッセを届けるために奮闘していた日、その日がまさに1000ウォン札が1000枚。100万ウォンを完成させる日だった。ウンヨンにエッセを返し、最後の1000ウォンを持って歓喜にわきながら屋根裏部屋に駆け上がるセンス。しかし、お金はなくなり、センスが描いていた絵の下から、マルボロの吸い殻が発見される。