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あの男だ (2015)

この世にたった二人だけの家族、ジャンウとウンジ。埠頭の町の再開発で、ジャンウはウンジのためにソウルへ引っ越すことを決めるが、ウンジは忽然と姿を消し、3日後に死体となって戻ってくる。目撃者も手がかりも証拠もないまま、一人で犯人探しに血道を上げるジャンウは、妹の魂を慰めるための天道祭(チョンドジェ)で、ノッコッ(あの世へ行く前に腹いっぱい食べられるように赤い布に米をたっぷり入れた鍮器を海に向かって投げる儀式)の器が流れていった先に偶然立っていた男を見つける。ジャンウを避けて逃げるその男を、死んだ妹が犯人だと確信したジャンウは、その男の痕跡を探し始める。他人の死を見ることができる予知能力で、町で孤立して暮らすシウンは、自分に最初に話しかけてくれた唯一の友人ウンジの死を見るが、見て見ぬふりをしてしまう。その罪悪感からジャンウに近づく。別の死を予見したシウン。ジャンウはシウンが予見した場所に現れたその男の痕跡を追い、普段は人の良いことで評判の近所の薬局の薬師にたどり着く。彼を犯人だと信じるジャンウ。警察はジャンウの話を無視し、ジャンウの遠い親戚の兄を容疑者として逮捕する。誰一人として自分の言葉を信じてくれないと、ジャンウは無謀にも薬師を追いかけ始めるが…。