小さな川が流れる江原道横城ののどかな村。89歳の少女のような感性を持つカン・ゲヨルおばあさん、98歳のロマンチスト、チョ・ビョンマンおじいさん。二人はどこへ行くにも美しい色の夫婦韓服を着て、手をしっかりと握って歩く老夫婦だ。春には花を摘んで互いの頭に飾り、夏には小川で水遊びをし、秋には落ち葉を投げ合ってじゃれ合い、冬には雪合戦をする。毎日が新婚のような白髪の老夫婦。成長した子供たちは皆都市へ去り、互いに頼り合って暮らしていたある日、おじいさんが可愛がっていた子犬「コマ」が突然亡くなる。コマを埋葬し、一緒に家へ帰ってきた後から、おじいさんの気力はますます衰えていく…。雨が降る庭で、ますます頻繁になるおじいさんの咳を聞いていたおばあさんは、友達を失い一人残された子犬を見つめながら、やがて訪れるもう一つの別れを準備する。