脚本家の40歳のカウルと、高校を中退した無職の19歳のヨセプは、互いに愛し合っている。脚本を書くことよりもキンパを作る方が得意な女性カウルと、恋人のカウルを守るにはまだやるべきことが多すぎる男性ヨセプ。焦らず静かに愛を育む彼らのように、カウルとヨセプの家には、おとなしくて愛らしい家族である3匹の猫が共に暮らしている。そんなある日、悲劇の前触れのように、猫の「希望」が予期せぬ死を遂げ、両家の激しい反対により、二人は望まぬ別れを迎えることになる。希望に続きヨセプさえ失ったカウルは、お腹の子供さえ手放す選択をする。カウルとヨセプ。希望を失い、禁断の家に住むこの貧しい恋人たちに訪れた残酷な時間は、解けない呪いのように、確固たるものだった二人の関係に亀裂をもたらす。そして、人生の苦痛がカウルとヨセプを通り過ぎる時にも、彼らは激しい愛の時間を容易に止めようとはしない。