スンジは漁師相手に地鶏を売って生計を立てている。村の派出所のチョン巡査はスンジの周りをうろつくばかりで近づけず、スンジはそんなチョン巡査にうんざりしていた。1980年5月、光州で行方不明になった父を待ち続け、返送されてきた遺体となってしまったスンジの母は、小さな部屋に横たわっている。80年の光州民主化運動当時、市民軍だった父がスンジの母に初めて会った時のように、2008年5月、チャグとその一味が軍用ジープに乗ってスンジの村に押し寄せてくる。スンジは何も知らずにチャグに惹かれていく。チャグはスンジを利用してチョン巡査の派出所から銃と弾薬を奪い取った後、躊躇なく村を去る。スンジはチャグを、あるいは父を探して光州へ旅立ち、チョン巡査はチャグに奪われたスンジと銃を取り戻すために彼女の後を追う。スンジが直面する光州は、80年当時の「歴史」と今日の「再現」が衝突する。そこでスンジとチャグ、そしてチョン巡査は混乱の渦中に巻き込まれていくのだが…。