再婚した両親が同じ日に交通事故で亡くなった後、他人同然となった三兄妹、ミンジェ、ウノ、ウンジュは、両親が残した死亡保険金でなんとか暮らしていた。そんなある日、姉のウンジュが残りの全財産1億ウォンを持って姿を消し、危うく保たれていた三角関係の均衡は崩れてしまう。反抗することしか能のない高校生のミンジェは、ウンジュの行方を捜すうちに、姉によく似た女性が映ったYouTube動画を目にし、迷うことなく動画の中のマートを探して古い車を運転して旅に出る。しかし、半日のドライブで十分だと思っていたミンジェの旅は、後部座席にこっそり乗っていた問題児の弟ウノを見つけたことで、予定された経路から外れ始める。車におしっこをしたり、マニキュアを塗ったり、家では見せないような行動を繰り返す同行者のウノと、ガタガタ揺れる国道に身を任せるミンジェは、この旅が「自分の分の遺産を取り戻すためだけだ」と自分に言い聞かせるが、見慣れない道を通るたびに、ウンジュに対する後ろめたい感情と混乱したある日の記憶が少しずつ頭をもたげる。ソウルから唐津へ、瑞山から全州へ、そして終着地の南海へと続く短くも長い旅。この道の終わりに、大人になろうとしている少年ミンジェと、少年になろうとしている子供ウノは、果たして姉に会えるのだろうか?