インチョンで三流チンピラとして生きてきたカンジェは、違法テープを流通させて逮捕され、10日間の拘留を経て戻ってくるほどの、取るに足らない三流ヤクザだ。かつて一緒にいた友人ヨンシクはいつの間にか組織を率いるようになり、取るに足らない邪魔なだけの友人カンジェに、ナイトクラブの用心棒でもやれと言う。それでも故郷に船を一隻買って帰るという、ささやかで無駄な夢を見ているカンジェ。ある日、ヨンシクが酒を誘った夜、彼はとんでもない事件に巻き込まれてしまう。自分の夢である船一隻と、残された人生のすべてを交換しなければならないカンジェ。そんな彼のもとに、パイランという名の中国人女性から一通の手紙が届く。