東京のクラブで歌いながら歌手の夢を育むヒロシ(高橋和也)と、ヤクザ組織の一員であるツヨシ(山下徹夫)は、在日コリアン3世として実の兄弟よりも近い義兄弟だ。内気で優しいヒロシとは対照的に、短気で激しい性格のツヨシは、自分の感情を隠したままヒロシへの愛を密かに育んできた。しかし、ヒロシが在日コリアンであるという理由でヤクザたちに蔑まれる姿を見て、ツヨシは我慢できずに駆けつけるが、逆に集団暴行を受けてしまう。これに怒りを抑えきれず、復讐しに行ったツヨシは、麻薬密売現場で取引された金袋を盗み、その過程で殺人にまで手を染めてしまうのだが…