たとえ必死に目を背けようとしても、心に引っかかるものがある。空気中には息苦しい憎しみと限界が満ちている。この空気を吸い続けていたら、息ができなくなってしまうかもしれない。それが特に良いことではないと分かってはいる。それでも人々はなんとか生きていく。自分を縛り、互いを縛り合う。タイトルの「自縄自縛」は、互いに傷つけ合い、加害者にも被害者にもなる虚しい帰属意識を意味する。