38歳のナムヒは、男性にも劣らない運転技術でトラックを運転し果物を売っている。認知症で母親のカンナンと、アナウンサーになるという空虚な夢を抱いて生きる世間知らずの20歳の娘ナレと共に、波乱万丈な日々をたくましく生きる女性だ。果物を売り歩いていたある日、ナムヒのトラックに、まるで馬鹿のように純粋な青年ジュンが飛び込んでくる。トラックに轢かれそうになったジュンがナムヒの家を訪ねてきたことから、ナムヒ、カンナン、ナレの三人の母娘とジュンの、同居とは言えない同居生活が始まる。認知症で少女に戻ってしまったカンナンだけが唯一ジュンの友達となり、ナムヒとナレは、表面的にはまともだが、どこか風変わりで馬鹿みたいに見えるジュンに戸惑うばかりだ。しかし、時間が経つにつれて、ジュンの純粋な心と温かい笑顔は、三人の母娘の心の扉を開き、無彩色だった彼女たちの人生が虹色に染まり始める。ナムヒを長い間片思いしてきた近所の独身男性チョン氏と、三人の母娘、ジュンの、ドタバタで甘酸っぱい生活が続くある日、ジュンがいた療養所から人々が訪ねてきて、ジュンとの別れの瞬間が訪れる。まるで魔法のように現れて、三人の母娘に本当の家族の姿を見せてくれたジュンとの、強制的な別れをこのまま黙って受け入れることはできない三人の母娘は、ジュンに再び会うために、一生に一度の奇抜な計画を立てるのだが…。