社会的距離の確保が施行されていた時期、二人の監督とパク・セジン画家は質素な無人展示会を開催する。監督たちの小さく日当たりの良いアトリエが展示会場となり、空間の隅に配置した二台のカメラが二人の監督の目となって展示会の風景を捉える。観客のゆったりとした動きと風に揺れる物たち、窓から差し込む日差しが絵の上に作り出す輪舞を、ゆったりとした呼吸で収めたこの映画は、私たちが体感した時間の風景を鋭敏な感覚で呼び起こし、忘れられない記憶の通路となっていく。