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イ・ジュンソプ (1975)

1916年、平壌の平野で裕福な農家の息子として生まれたイ・ジュンソプは、絵の才能に恵まれ、オサン学校を卒業後、日本へ留学する。東京大学在学中に「太陽賞」を受賞し、その天才性を認められ、後輩のナム・ドク(マサコ)と結婚して帰国する。解放後、共産党の圧政に苦しみ、戦争が勃発すると、韓国軍と共に南へ避難してきたジュンソプは、生活と芸術の間で凄絶な苦難を経験する。55年、臨終間際には、芸術への懐疑と人間的な挫折から拒食・拒絶症を呈し、精神疾患の症状も見られたが、これは芸術家としての奇異さというよりも、時代によって苦しむ純粋な人間の身振りであった。