名字は「南宮」、名前は「達」という男、南宮達。しかし誰もが彼を「クンダル」と呼び間違えるため、まともに名前を呼ばれたことがない。クンダルは、宝くじの一等に当選してもおかしくないほど、とことん運に見放された人生を送っている。そのせいで意図とは裏腹にいつも物事がこじれ、学校でもいじめられっ子だ。ついに1年間「いじめ脱出クリニック」で集中治療を受け、転校を機に新しい人生を始めようとする。名前が「拷問高校」と揶揄される「公門高校」に足を踏み入れたその日、クンダルはクリニックの同期であるヤムセンに出会う。過去を清算し、完全に適応したというヤムセンが伝授した「正しい学校生活のためのアクションプラン」は、弱そうな奴に喧嘩を売り、強い奴であるかのように見せかけることだった。決意を固めてターゲットを探していたクンダルの目に、獲物が飛び込んでくる。校内のクイーン、ミナをいじめていたチンピラたちだ。クンダルは好機とばかりに彼らに喧嘩を売るが、新学校の情報が不足していたクンダルが恐れを知らずに挑んだ相手は、血の伝説を持つ公門高校の番長、ジェグだった。ジェグはクンダルに血なまぐさい屋上への招待状を突きつける。放課後に屋上でボコボコにされる危機に瀕したクンダルは、なんとかして屋上での決闘を回避しようと必死のあがきを計画する。早退すれば放課後の屋上の代わりに放課前に家に逃げ帰れるのではないか?もっと強い奴を買収して放課前にジェグを倒せば、奴は屋上に上がれないのではないか?問題を起こして生徒指導室に連行されれば、放課後も生徒指導室にいなければならないのではないか?